人工芝の基布は緑の下側に存在する縁の下の力持ち

人工芝の基布は緑の下側に存在する縁の下の力持ち

基布は目立たない存在ですが、なくてはならない大切な存在でもあります。
人工芝を耐久性には基布が大きく関わっており、人工芝に敷かれて重みなどを受け止めています。
踏まれても破れたりねじれたりすることなく耐え、地面の石などの感触心地の悪さを抑え、人工芝が綺麗に敷き詰められるように支え続ける存在は必要不可欠と言えるでしょう。
基本素材には丈夫なポリプロピレンなどが使われており、長期にわたる過酷な使用に耐えることができます。
頑丈で破れにくいポリプロピレンを二重に使うことでさらに強さを増すことも可能です。
色鮮やかな人工芝の美しさは、踏まれても破れず頑丈に役目を果たし続ける縁の下の力持ちがあってこそです。
いつもは忘れ去られていますが緑の美しさを保つためには必須となっています。
全体の耐久性にも大きく関わっているため、どんな処理が施され、どのような素材が使われているのかをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

ポリプロピレン製の人工芝を使用するメリット

自宅の人工芝を敷きたいけれど、どのタイプを選べばいいのかわからないと感じているなら、素材ごとの特徴を見極めた上で選ぶことが重要になります。
人工芝にはナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンの3種類がありますが、ナイロンは柔らかな手触りが特徴である反面耐久性が低く、ポリエチレンは耐久性が高く紫外線にも強いですが、キラキラと反射してしまい人工物に見えやすいデメリットがありました。
この素材はナイロンと比較して耐久性が高く、天候による劣化などへの耐性にも優れているメリットがあります。
そしてポリプロピレン製の人工芝は水や化学製品に強い特性があり、長時間水につけても変質する心配がないので、庭で子供やペットに水遊びをさせたいと考えている方や、人工芝の上にプランターをおいてガーデニングをしたいという場合にも適した素材といえます。
ナイロンやポリエチレンにもそれぞれの良さがありますが、この2つの良い部分を取り入れている点から選ばれる機会が増えています。

著者:百田吾郎

筆者プロフィール

愛知県名古屋市生まれ。
大手ホームセンターの店長。
問い合わせの多い人工芝について記事を書きました。